イライラや欲求不満を解消するヨガのムドラ
今回はイライラや欲求不満を解消するムドラを紹介します。
このムドラは前向きな感情を生み出し、しかも他のムドラと違い保持する時間が半分以下で済みます。
そういう点で、関係性の中で苦しみを生みやすく、かつ忙しい日本人には特に向いているムドラだと思います。
カスパナムドラと言います。
YOGA #MUDRA Gesture - How to form Ksepana Mudra and benefits for positive Energy - #24/59
Ksepana Mudra for Anger and frustration
指の組み方は動画を見ていただくとして、
このムドラは心臓と大腸に作用し、肉体的にも精神的にも毒素を排出する効果があります。
ヨガでは大腸にはカルマがたまるとされています。
気功でも大腸と仙骨に呪いや邪気が溜まるという似たような認識があります。
具体的には左右の上行、下行結腸、肋骨と骨盤の間の部分が浄化される感覚が顕著に感じられます。
このムドラは浄化能力が強いので十五分以上はしないほうが良いとされています。
また、ムドラを組むときは伸ばした人差し指が地面のほうを向くようにおきます。
別の方法としては、動作を通じて行う方法があります。
息を吸いながら下から頭上にムドラを上げていきます。
次に吐きながら胸の前におろします。
次にまた指を地面に向けて下に降ろしながら息を吸い始め、頭上に上げていきます。
この動作を数回繰り返すという方法もあります。
印というものにはシンボルとしての力と形としての力があります。
形としての力というのは特定の形をとっているとその通りにエネルギーが流れると言う事です。
特定の指の形をとる事でそのエネルギーの流れに沿った健康効果が得られます。
なので一定時間ムドラをキープする事で初めて健康効果が得られます。
通常はトータルで45分ほどキープする事が必要ですが、カスパナムドラは前述したように最大15分程度で大丈夫です。
これらのヨガのムドラは日本ではほとんど活用している人や紹介している人がいませんが、
ホントにホントに素晴らしい効果があるので、ぜひ試してみてください。