気功師、言祝道彦のブログ

気功を生活にいかしてよりよく生きるための方法論をご紹介します。

ひふみ祝詞を唱えてはいけない時、古代の健康法をする時の注意点

ひふみ祝詞というものがあります。

 

ひふみよいむなやこともちろらねしきるゆいつわぬそおたはくめか うおえにさりへてのますあせえほれけ

 

という、言わば呪文ですね。

 

これは心身を明るくしてくれたり、沢山唱えると邪気を払ってくれる効果があります。

 

 

しかし、これを唱えてはいけない時があるんですね。

 

 

それは、乗り物酔いしている時です。

 

この時に唱えると逆にもっと気持ち悪くなりますよ。

 

 

 

浄化作用というのは昇華と鎮静の二種類あります。

 

ひふみ祝詞は下から上に気が昇っていく性質があるので、乗り物酔いしている時は余計に吐き気が出てきます。

 

 

そういう時は、祓詞のほうが良いんです。

 

祓詞というのは作られた歴史は浅いのですが、鎮静的なお祓いの作用が非常に高く、素晴らしいものです。

 

 掛けまくも畏き 伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原を御禊祓へ給ひし時に生り坐せる祓戸の大神等 諸諸の禍事 罪 穢有らむをば祓へ給ひ清め給へと白す事を 聞こし食せと恐み恐みも白す

 

かけまくもかしこき いざなぎのおおかみ つくしのひむかの たちばなのおどのあわぎはらを みそぎはらいしときになりませるはらえどのおおかみたち もろもろのまがことつみけがれあらんをば はらいたまえきよめたまえともうすことをきこしめせと  かしこみかしこみももうす

 

 

これを唱えると乗り物酔いも鎮まります。

 

方法としては左肩を意識して一回心の中で唱える、次に右肩を意識して一回、最後に首の付け根の、下を向くと骨が出っ張る部分、ツボで言うと大椎を意識して一回。

 

これを繰り返していると鎮まります。

 

 

 

 

 

例えば古い時代の健康法というのは、ひふみ祝詞のように興奮作用を促すものが多いのです。

 

例えば平安時代はクコの実を食べる健康法が流行りました。

 

クコの実は強壮作用があり、神経が興奮する要素があります。

 

実を言うと野草や野菜というのは交感神経が活発化しやすい食べ物です。

 

菜食主義者の人の中に意外とエキセントリックな活動家が多いのもそういう理由があるのです。

 

小食でもそういう食事をとっているとむしろ興奮して元気でいられるのです。

 

江戸時代の飛脚に肉を食わせたら走れなくなったという逸話がありますが、野菜の出し汁とか野草というのはそういう興奮型の元気さを生み出すのです。

 

 

昔の人は質素で静かな環境で暮らしていましたし、娯楽も少なかったですから、健康法としてはそういう興奮型の作用を持つものが適していたのです。

 

 

しかし現代人は常に娯楽や刺激に触れていますので、必ずしも昔の人のような健康法が適しているとはいいがたい面もあるのです。

 

ましてやアレルギー疾患の多い現代人が、そういう昔型の健康法を行うと余計に興奮して逆に危険な可能性もあるので、気を付けたほうが良いのです。

 

 

例外としては花ですかね。

 

お花のお茶とか、そういうものは現代人はもっと活用したほうが良いでしょう。

 

ストレスを軽減するのに非常に高い効果がありますし、鎮静作用もありますので。

 

 

 

 

 

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